＜事案の概要＞

相談者は配偶者との間で、離婚自体については同意していたものの、慰謝料や財産分与を求められたことに納得できず、相談に来られました。

＜相談後＞

弁護士が代理人となり、相手方に対し、本件では慰謝料が発生する事由が認められないこと、財産分与の対象となるべき財産はないことを示して交渉したところ、慰謝料および財産分与なしで離婚の合意を成立させることができました。

＜弁護士のコメント＞

離婚をすれば必ず慰謝料や財産分与が発生すると誤解している方もいるようですが、一方が離婚原因を作出した事実がなければ慰謝料は発生しませんし、婚姻後に形成した財産がなければ財産分与も発生しません。

今回は、これらの点がポイントとなりました。