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2024年9月24日
コラム
2025年3月から「マイナ免許証」の運用が開始される見通しとなりました。
マイナ免許証は、マイナンバーカードのICチップに運転免許証の情報(免許証番号、有効期限、免許の種類、オートマ限定・眼鏡着用などの条件、顔写真)を記録し、一体化させたものです。
マイナ免許証を取得するかどうかは個人の選択にゆだねられており、引き続き従来の運転免許証を使い続けることもできますし、従来の免許証とマイナ免許証を両方持つことも可能です。
マイナ免許証を取得するメリットとしては、以下の3点があげられます。
マイナ免許証に一本化した場合、これまで自治体と警察の両方で手続が必要だった運転免許証の住所・氏名の変更手続を、自治体だけで済ますことができるようになります。
マイナ免許証の保有者は、これまで、優良運転者(無事故無違反の方)や一般運転者(軽微な違反のみの方)が、運転免許センター等で受けていた免許更新の講習を、お手持ちのPCやスマートフォンなどを通じて、オンラインで受けることができるようになります。
マイナ免許証を新規で取得する場合の費用は1,550円で、現在の2,050円から値下げされます。
一方で、従来の運転免許証については取得費用が2,350円に値上げされます(両方を取得する場合は2,450円)。
更新時の費用も、マイナ免許証については2,100円であり、現在の2,500円から値下げされます。
一方で、従来の免許証については2,850円に値上げされます(両方を更新する場合は2,950円)。
このように、取得・更新時の費用が優遇される点もマイナ免許証を取得するメリットといえます。
個人的には、キャッシュレス化が進み、小型の財布が流行っている昨今、普段持ち歩くカードが1枚減る点も地味にメリットが大きいと感じます。
マイナ免許証を取得することで、こうした様々なメリットがある一方、大きなデメリットはなさそうなので、更新のタイミングで、マイナ免許証への一本化を検討してみてはいかがでしょうか。
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