当事務所の解決事例の一部をご紹介します。
2023年4月4日
相続・遺言
相談者(依頼者)は、被相続人の死後に、被相続人の預金口座を調査したところ、多額の使途不明金が発覚したということで相談にいらっしゃいました。
被相続人の生前の財産管理は、共同相続人である相談者のご兄弟(相手方)が事実上行っていましたが、相手方と依頼者は長らく疎遠になっており、自身で調査・交渉を行うことがむずかしいということで、使途不明金の調査を含む遺産分割手続について、当事務所で依頼を受けました。
遺産分割調停の申立て前に、使途不明金について相手方に照会文書を送り、調査を行いました。
そのうえで遺産分割調停の申立てを行い、相手方と協議を重ねた結果、使途不明金について実質的に持ち戻す形で、遺産分割の調停を成立させることができました。
生前の使途不明金は、不当利得ないし不法行為の問題であり、厳密には遺産分割手続とは別の問題ですが、本件では、遺産分割の手続の過程で使途不明金の問題を含めて調査・交渉を行ったことで、2つの問題を一体的に解決することができました。
当事務所では数多くの相続・遺言問題を解決に導いております。
また相続・遺言の際にはトラブルになりやすい問題が多数ありますので、相続・遺言でお悩みの方はまず相続・遺言問題のご相談を参考に確認ください。
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