＜事件の概要＞

相談者は、長く交流のなかった親族が亡くなったという報告を受け、「もし、親族に多額の債務があり、自分がそれを相続することになったら困る」と考え、相談に来られました。

＜相談後＞

相談者は、亡くなった親族の法定相続人でした。しかし、相談者はその親族とは長く交流がなかったため、プラスの財産が多かろうとマイナスの財産が多かろうと、一切相続はしなくてよいという考えでした。

そこで、当事務所が代理人として、相続放棄の申述を行うことにしました。

＜弁護士からのコメント＞

相続放棄の申述は、「自己のために相続の開始があったことを知った時から三箇月以内」に行う必要があります（民法９１５条１項）。

この「三箇月」という期間は、意外とあっという間に過ぎてしまいます。

本件では、当事務所が代理人として、速やかに相続放棄の申述書や添付資料を揃え、提出したことにより、滞りなく相続放棄の申述が受理されました。